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ニュース映画とは、映像とナレーションによる時事報道である。ただし、この定義には、いくつかのことが付け加えられる。フィルムで撮影され、映画館などで一つのスクリーンを多数の人が観る(現在のテレビのニュースとは異なる)。定期的に封切られ、さまざまな出来事をフォローする(一つの事象を追い、単作として発表する「記録映画」とは異なる)。
1900年(明治33年)東京神田の劇場で、「北清事変活動大写真」が上映された。これは日本人カメラマンが撮影した義和団事件の実況フィルムで、ニュース映画の本邦事始めだといわれる。しかし、前記の定義に照らせば、活動大写真の範疇にとどまるものだったろう。
本来の意味でのニュース映画が普及したのは、大正の末から昭和の初めにかけてのことだ。1934年(昭和9年)三大新聞と通信社が製作するニュース映画が出そろい、最初の全盛期を迎えた。映画が娯楽の王者の地位を占めた戦後の一時期には、映画による時事報道のトップランナーに。しかし、テレビの普及は映画の斜陽化をもたらし、ニュース映画も昭和50年代にほぼ消滅の運命をたどった。いまも、保存される万巻のフィルムは、波乱に富んだ20世紀の証言者として貴重な存在となっている。
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